La Cumbre Iberoamericana (中南米首脳会議)

昨日街を歩いていたら、大人が子供がじゃれて遊んでいる、と思って良く見ると、本気で子供の生尻を引っ叩いていました。子供がすごい勢いで泣いているので、凝視していると目があっってしまい、目をそらしたところには建物の窓ガラスが激しく割れていました。。やらかしたったんだなぁ。。
しかし、生尻を引っ叩くなんて久しぶりに見た。微笑ましい？光景でした。

さて、最近のニュースのお話です。
日本のニュースではあまり取り上げられていないようですが、昨日までの日程でチリのサンチアゴにてLa Cumbre Iberoamericana (中南米首脳会議) が 実施されていました。要は、サミットの中南米版ですね。
何気に政治学科出身なのでこういう話題は元来興味があるのですが、最近は特に国際ニュースの場合国の名前から派遣されている友達の顔が浮かび上がるので興味深く見てしまいます。
この会議は、中南米諸国の他に、旧宗主国としてスペイン、ポルトガル、あとアンドラ公国という国も参加しているようです。

サンチャゴは警備の関連でとてもあわただしかったようですね。
地方暮らし身、のんびりした時間が流れるという利点はありますが、こういう大きなイベントを肌で感じることが出来ないのが残念ではありますね。
なんかニュースを見てる限りでは、日本の先進国首脳会議（サミット）よりも全然盛り上がってるって感じがしました。特に、なんと言うか参加者がイワクつきというか、個性的というかで。。
詳細紹介は、こちらのラウタロウさんのブログでわかりやすく紹介されていました。
http://blog.livedoor.jp/lautaro/archives/51141206.html

チリのバッチェレさんは、まあ国内で色々問題抱えて低ーい支持率であえいでますけど、いつもどうり度派手なドレスでみなさんを緒で迎えしていました。今回は銀の緑色。。

近場では、アルゼンチン大統領は先日、その奥さんが次期大統領に当選したということで、常に奥さん（次期大統領）同伴。なんか、日本で言う塩爺的な癒し系なんですが、それがますます締まり無く見えましたね。。

そして、ボリビアのエボ・モラレスさんは、サミットに先立つブラジルとの会談で、以前ブラジル企業がボリビアでなんかやらかしたらしく『投資は歓迎するけど、私達はあなたがに法律を守ってほしいだけだ』と南米の超大国への嫌味を炸裂。会議前の懇談の場では一人輪からはずれイスに座り、最後は電話かけている所を無理やり手を引っ張られて輪に連れて行かれてました。さらに公式ディナーを休んで、チリの国会議員とサッカーに興じ、最後はチリ国内（？）で、ボリビアに海返せの決起集会。。。
ちなみに彼は、以前にFIFAが高地でのサッカーの公式試合を禁止したときに、反対のために高地の雪山でサッカーやって見せたツワモノです。。

そして今回の注目度No.1はベネズエラのチャベスさん。
注目が抜群で、まず自国出国前は、大統領の憲法の再選規定を変更をめぐって国内大揺れ。
一人遅れて到着して、空港で飛行機から降りたあと寒い中たったまま40分インタービューに応じる。
なぜかコロンビアの政治家人質事件でゲリラとの交渉窓口をやっており、コロンビアのウルベさんと朝っぱらから2時間近く会談。本会議では、時間を気にして焦るチリ大統領のバッチェレスさんの制止を気に留めず、ペインの前大統領をファシストだって批判し続け、あげくフアン カルロススペイン国王に、『君、黙ってくれないか!』と言われる。
会議後のインタビューでは、『彼（スペイン国王）は、私と同じように国の代表だ。だから会議で口を挟むのは当然。ただ違うのは、私は国民から70％の支持を得て選ばれたというだけだ。』っていう痛烈な皮肉。
その後は、ボリビアのモラレスさんの「海返せ」イベントに出席し、そこからキューバのカストロさんに電話かけて盛り上げてました。

このウボ＆エボのコンビは今後も要注目ですね。

おかげで、昨日のトップニュースは締結したサンチアゴ宣言ではなくて、大荒れの本会議。
なんか最後の打ち上げで、リズムに合わせて一人で踊るバッチェレさんが、なかばヤケクソ気味に見えて、哀愁を感じてしまいました。。

この外にも国も人も個性的というか色々抱えている所が多かったですね。
これだけナチュラルにガチな人々がいる会議は傍から見てる分にはいいですけど、スペインの大統領のサパテロさんなどはやはりスマートなので、狂犬チャベスさんに攻め込まれてかなり大変そうでした。
日本は別の枠組みで良かったと思ってしまいますね。

ラテンアメリカ、、恐し。。